ゲームの体感系コントローラー競争はきっと盛り上がらない デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
Wii が、コアなゲームプレイヤー以外の、いわゆる「普段ゲームをしない人」を取り込めた理由のひとつに、リモコンコントローラーが挙げられる。が、だからといって体感型コントローラーを導入すれば「普段ゲームをしない人」を取り込めるわけではない。
Wii のローンチタイトルに「Wii Sports」があった。新しい入力デバイスの操作に慣れてもらうためという触れ込みで、リモコンコントローラー同梱パッケージだった。(要するに2プレイヤー用リモコンにソフト付きということ)
内容はタイトルのとおり、スポーツを題材にしたもので、特に何か新しい遊びができるわけではない。しかし、スポーツゲームというお題にすることで、プレイヤーが遊び方を想像しやすく、かつ、操作に慣れやすいという利点を最大限に生かしたタイトルだった。
Wii チャンネルという仕掛けも功を奏した。極論すると、ゲームソフトを買ってこなくても、Wii チャンネルだけでも遊ぶことが可能だ。インターネット接続環境が必須となるが、初めからニュースチャンネル、お天気チャンネルなどがプリセットされており、毎日のように電源を入れて利用するというゲーム機の新しいスタイルを提案した。
これら、様々な「間口を広げる」戦略が、積みあがって達成できたのが、今の Wii 帝国である。コントローラーをどうこうすれば、何とかなる様なものではない。ハードウエアとソフトウエアで、ユーザーにどのような体験を提供するのかが明確で、かつ、それを実現するための仕組みが出来上がって、初めて、新規ユーザの獲得が達成できる。
それは、筆者が指摘する通り、Wii にも課せられた課題でもある。
2009年6月13日土曜日
ゲームの体感系コントローラー競争はきっと盛り上がらない デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
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