2009年6月26日金曜日

asahi.com(朝日新聞社):宇宙放射線が増加、太陽の活動低調で磁場弱まる - サイエンス

asahi.com(朝日新聞社):宇宙放射線が増加、太陽の活動低調で磁場弱まる - サイエンス

 以前取り上げた宇宙天気に関する記事を見つけた。放射線は主に太陽から届くものがほとんどという解釈だったが、間違いだったようだ。

 記事によると、太陽の活動状況は100年ぶりの低水準となっており、宇宙から降り注ぐ放射線を防ぐ力が弱まっているらしい。地球の地磁気が太陽風を遮っているように、太陽の磁場が宇宙からの放射線を防いでいるが、活動の低下によりその磁場が弱まっているということだ。地球にも地磁気があるが、太陽のそれと比べれば規模がぜんぜん違うので、放射線を防ぐ効果は微々たるものなのかもしれない。

 太陽黒点の活動周期が約11年であることは良く知られているが、100年単位で活動水準が変動するとは初耳だった。まだまだ研究途上であろうが、太陽は謎に満ちた魅力的な天体である。