間違いだらけのIT経営:社内に寄生するアンチIT社員たち - ITmedia エグゼクティブ
何も、歳食ってるおじさん連中だけがアンチ IT とは限らない。ウチの業界だけかもしれないが、プログラマの中にもアンチ IT と言っていいほどの超保守派が少なからず存在する。
自分が業界入りした時代は、プロジェクトのプログラマといっても2~3人で、メインプログラマ(これは業界用語だと思うが、要するにアプリケーションの根幹部分の設計と実装担当者のこと)がほとんどを仕切っているので、ソースコードのバージョン管理システムなど導入せずとも何とかやっていけた。もちろん、それでもコードが先祖返りしたりといったトラブルは無くはなかった。が、少人数なので、場当たり的対処でなんとかなった。
年月は過ぎ、プロジェクトに関わるプログラマの数が年々増えてきた。バージョン管理システムが必須の状態だ。ある会社に在籍中、バージョン管理システムの重要性を切々と訴え、導入を検討するようにプロジェクトリーダーに進言したが、むげに断られた。氏、曰く…
そんなもの無くても今までやってこられたから
無知とは罪。予想通り、納期間近になってもバグが終息せず、修正すると新たなバグを生み、直したはずのバグが復活する、という状況だった。だから言ったのに…。
自分が知らない、あるいは理解できない新しい領域に、人は踏み込もうとしない。が、それが良い場合と悪い場合がある。悪い結果になったとしても、個人的な領域に収まるのであれば問題ないが、会社という組織としては、「なるべくしてなった悪い結果」は絶対に避けなければならない。
ウチの業界にも、アンチ IT は必要ないよ。
2009年3月12日木曜日
アンチIT社員
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