2007年12月26日水曜日

月刊『インターネットマガジン』12年136号分の記事を公開

日本のインターネットの歩みを記録した貴重な資料
月刊『インターネットマガジン』12年136号分の記事を公開

http://i.impressrd.jp/bn

そういえば最近書店で見かけないなと思っていたら、いつの間にか廃刊休刊になってたんですね。

昔は良くお世話になってました。今なら「ググれ」で済みますが、インターネット常時接続環境なんてないんですよ、当時は。まだまだダイアルアップ接続が主流で、常時接続環境なんて個人の手には届かないバカみたいな値段設定でした。だから貴重な情報源だったんです。

付録の CD-ROM も非常に魅力的でした。フリーソフトやシェアウエア満載でしたね。
ダイアルアップで電話代を気にしながらダウンロードしてた自分には、非常にありがたいものでした。

あと、非常に印象に残っているのが、巻末にあったプロバイダ接続相関図です。
まさに「ウェブ」を図にしたみたいに、あのプロバイダとこのプロバイダは、何メガビットでつながっているとか、そのプロバイダはネットワーク的には「枝葉」で、上流にあのプロバイダがある…、てな事がひと目で分かるものです。

この図が、毎月どんどん成長していくのですよ。一番最後に見た刊では、図が大きくなりすぎて、幾重にも折りたたんであった記憶があります。

…と、長くなりましたが、その、日本の商利用インターネット黎明期の重要な情報源だった「インターネットマガジン」が PDF で無償公開されました。
インターネットを取り巻く環境が悪化しつつある今日こそ、日本の商利用インターネットの歴史を紐解き、先人たちがいかに現在のインターネット環境を勝ち得てきたかを知ることが大事なのではないかと思います。

この PDF 無償公開の英断を下したインプレスに感謝。