2008年4月9日水曜日

[ MIAU ] 青少年ネット規制法案についてのプレスリリース

MIAU 大本営発表あり。

青少年ネット規制法案についてのプレスリリース
http://miau.jp/1207693923.phtml

>有害基準の問題

強烈に同意。これは前に書いたとおり。有害か無害かを国が選定した委員で決めてしまうことの問題は、あまりにも大きすぎる。検閲行為以外の何ものでもない。だいたい、こんなのに国民の理解が得られるわけがない。


>個人ウェブサイトなど非商業的運営者が対象になっている点

個人のページも対象なのか? ううむ。
例えば「キライな先生を不登校に追い込む3つのテクニック」とかを冗談半分で書いたとしても、有害情報指定されて削除するか、18歳以下がアクセスできないように対策を講じなければならなくなるんですね。ありえない。


>フィルタリングの技術上の問題点
>現時点でこれらの責務を果たせるのはごく一部の限られた親であり

すごくアナログな手法だけど、「PCはリビングに置く。ネットを見るときは親が一緒にリビングに居る」と、たったこれだけだけど、ウチでは強力なフィルタリングになってます。
一緒に見てなくていいんです。親が後ろにいるってだけで強力な抑止力になってます。


>知る権利の侵害
>サイト単位でまとめて規制されてしまう可能性が高く

ああ、これは非常に困りますね。有害サイト指定をうけるわけですね。自分の主義や主張に関係なく。ありえない。


>教育という視点の欠如
>何が危険かを教えていくことが大事

昔、エンピツ削り用に切り出しナイフの小さいやつを持ってるのは、そんなにレアケースではなかった気がします。かなり昔だけど。
で、やっぱり不器用だから、自分で指を切ったりするんですよね。それで、ナイフって便利だけど正しく使わないと痛い思いをするってのを学習するわけですよ。
多分、そういう経験をしてるヤツは、間違ってもナイフで人を刺そうとは思わないです。だって、指を切っただけで、あんなに痛いんだもん。

子供からナイフを取り上げるだけでは、なにも解決しませんよ。


>経済的な問題点
>PCメーカーにフィルタリングソフトのプレインストールを行うことを、努力義務として課しています

ちょっと阿呆すぎてコメントできません。自分のPCに余計なプリインストールソフトが入っているだけでイライラするのに、ありえないでしょ。


本当に、この人たちは何をしたいんだ?

2008年4月6日日曜日

何でも規制すればいいってもんじゃないでしょ

こういうのを青天の霹靂っていうんですかね? この国はいったいどこへ向かいたいんだろうか?

ネット規制を競う自民・民主・総務省
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f9a907ff7686abe56706da31d1932c5a

日本の子供たちからインターネットが消える日
http://ofo.jp/blog1207249431.phtml

リアルメディアが青少年ネット規制法案のヤバさを報じない訳
http://ofo.jp/blog1207433498.phtml

ここいらのページを斜め読みすると、次のような背景が読み取れる(と思う)

・これまで、青少年を有害情報から守るためと謳う、市民から様々な権利を奪う力を持つ法案が、浮上しては消えるということが繰り返されてきた

・それはマスコミ(新聞、放送、出版などの業界)からの強い反発があったから。憲法に保障されている「表現の自由」を侵害しているとか、「検閲行為だ」という理由が主だったところ

・青少年を有害情報から守りたい人たちは、こんどはインターネットをその標的にしてきた

・インターネットなら、大した反対勢力も無いし、そもそもインターネットなどという、実体の無いいかがわしい空間は規制の対象にしても誰も文句を言うまい、という論理か?

・インターネットが陥落したら、本来のターゲットであるマスコミを総攻撃する

…と、いう事になるけど、間違ってる?


いろいろ言いたいは山ほどあるけど、順番にいってみようか。

・有害かどうかの判断は誰がどうするの? そもそも、それが正しい判断かどうかは誰が保証してくれるの? そのなんたら委員会の人間をだれが選定するの?
 → ぶっちゃけ、国権の思い通りになるじゃん。言論統制ですか? 戦時中ですか?

・だいたい未成年が使えないインターネット(the Internet って表記すべきなのかな、この場合)って意味がわかんないよ
 → 政治家さまは、インターネットがどんな歴史をたどって現在に至り、人間文明の発展にどれだけ大きな貢献をしてきたのか、全く理解が足りてないと断言する

・有害情報から隔離するなんて所詮無理だろ
 → 毎日まいにち、ニュースから流れてくるのは、殺人だ、強盗だ、やれ横領だって、そんなのばっかりだけど、これは有害情報じゃないんですか? ニュースの内容を規制しなくていいんですか? どこそこさんのお家でネコが3匹生まれました、ってニュースしか流したらいかんのじゃないの?

・そもそも、そういうのは親の仕事だ
 → これにつきるね。ウチの子にどんな情報を与えるかは、オレが決めるから、口出しせんでくれ

もっと決めなきゃいかんことは他に山ほどあるでしょうが?

2008年2月19日火曜日

MIAUシンポジウム「ダビング10について考える」を開催

シンポジウム「ダビング10について」のご報告
http://miau.jp/1200619927.phtml

 こういう話題は水物なので、その瞬間に取り上げないと鮮度が落ちる。なので、ひと月以上も経過して取り上げるにはかなり勇気が必要だ。いや、なんて事はない。記事を書く時間が持てなかっただけだ。時間がなかっただけで、書きたいことがなくなったわけではない。

 シンポジウムは YouTube で拝見したが、発表者の中ですさまじい破壊力を披露した池田信夫先生の主張がこの問題に対する解決策の結論だろう。つまりは、「そもそも B-CAS は独占禁止法違反なので、即刻廃止すべし」だ。

 「著作権保護だ」「違法コピーが著作権者に甚大な被害を与えている」
 「根拠のない被害数字だ」「デジタル放送のコピーは一回限りだ」
 「それでは消費者の利便性が失われる」「では10回ならいいだろう」「それはダメだ」

と、延々と貴重な時間(と国税)を浪費してなお、落としどころが確定しない。省庁の審議官でなくとも何をしているのかと言いたくなる。だが、問題の本質はそんなところではなく、そもそも無料放送に CAS がついていること自体がおかしいのだ、という池田先生の主張だ。

 氏のブログにある「地上デジタル放送FAQ」に詳しい経緯が記されているが、これに目を通すと、デジタル放送開始の決定は中央省庁の適当な御都合主義の産物であり、なんら十分な議論がなされていない状態で見切り発車した事がよく分かる。そればかりか、場当たり的な政策で無駄な税金を垂れ流してきた経緯が明らかとなっている。

 もっとも驚くべきは、B-CAS がいつのまにか勝手に地上デジタル放送に組み込まれている事実である。放送法に詳しいわけではないが、国会審議も通さずにこのような重要な仕組がさも当り前のように組み込まれている事自体が違法ではないのだろうか?

 B-CAS そのものの出生も怪しさ満載である。ペーパーカンパニーがすべての権利を握っているなどと、何がどうしたらそういう芸当が可能であるのか、頭の悪い自分にはさっぱり理解できない。このあたりは、道路公団と ETC 関連会社との関係に非常に良く似た悪臭がただよっている。問題が起きればさっさとつぶして何食わぬ顔をするつもりなんだろう。ただの天下り先で、勤務実態も無いのに退職金だけはたんまりぶん取っていくという、いつものアレだ。

 いつから、この日本は、このような魑魅魍魎がウヨウヨする妙な国になってしまったのだろうか? いや、もともとそういう国なんだろう。これじゃ、若い世代が将来に夢も希望も持てなくて当然である。利権の甘い汁を吸いつづけている、社会的寄生虫はさっさと駆除しなければならない。