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2013年6月29日土曜日

理系的思考法

ニセ科学を拾い上げて、ひとつひとつ反論を挙げていってもきりがない。
まあ、やるけど。
嘘がまかり通る事の方が気に入らない。

今回は、理系的なセンスというか、理系ならそうするだろうなという考え方があるので、ちょっとばかりつらつらと書くよ。

例えば、

  「◯◯物質が基準の2倍も検出されました」

という新聞記事をみかけたとする。

うわぁ、それは大変。基準の2倍とかヤバいでしょ、と言う前によく考えて。ポイントは2点。

◆ 本当にヤバいほどの量なのか?

例えば、その基準値が 1mg だったとする。1円玉が 1g とされているので、これの 1/1000。かなり小さい。これが、2倍になったとして、ものすごく増えたと言えるんだろうか?

マスコミは「2倍」という情報をあおりとして強調する習性があるように思える。実際に考慮しなければならない量なのかどうかは、一歩引いた場所からながめてみると、よく見えるようになるだろう。

◆ 基準値が策定された背景を知る

国やその他団体が定めた様々な規制基準は、もちろん膨大な研究によって算出されたものなんだけど、その基準を超えたら即アウトなのかどうかはよく考えた方がいい。

そもそも、基準値を超えない範囲では影響ゼロで、超えた途端に影響 100% になるとか、そんなデジタルなものはこの世にない。

また、安全性の余裕を大きくとっている基準値もある。国際的に比較すると、日本の基準値は物凄く低いレベルに設定されていることさえある。

つまり、ここでも、「2倍」という情報にとらわれず、結局のところまだ大丈夫なのか直ちに対策を取ったほうがいいのかは、その基準値が策定された背景を知っておく必要があるということ。

まとめると、「2倍」とか、事実の一部だけに着目しているような情報をそのまま鵜呑みにはせず、一歩引いた視点で「結果としてその数値はいいのか悪いのか」を落ち着いて考える癖をつけようね、ということ。


基準値については、国や団体から「なぜその基準値になったのか」の情報は出ているとはずなので、ネットで探すなりして、自分の頭で判断する習慣をつけよう。

その習慣に、格好いい名前をつけるとすると、「理系的思考法」かな、と。

2013年6月8日土曜日

科学リテラシーを養ってる?

「科学リテラシーに乏しい人が多い」と常に感じている。

まず、言葉の定義から。「科学」は日本語だから誰でも分かる。
リテラシーとは、元々は「識字」、つまり、文字を読み書きできる能力の事。
ここでの意味は、Wikipedia によれば、
何らかの表現されたものを、適切に理解・解釈し、分析し、また記述・表現する能力
だそうだ。
まとめると、「科学的な事象に対し、適切な判断ができる能力」ということになる。

これに欠けていると思われる人が多い。

別に専門家のような知識が必要だと言っているわけではない。
みなさんが、小学校や中学校の授業で習った程度の知識で充分なんだ。

「酵素」が流行っているらしい。体にいいらしい。
でもちょっと待って。そういうの、鵜呑みにしていいの?

そもそも酵素って何?

Wikipedia によれば、
酵素(こうそ)とは、生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子である。
難しい言葉で説明された。
「触媒」とは、何らかの化学反応を促進する物質で、反応の前後で、それ自体は変化しないものを指す。

小学校の理科の実験を思い出して。

「過酸化水素水に二酸化マンガンを入れると、過酸化水素水が分解されて水と酸素が発生する。この時、二酸化マンガン自体は変化せず、反応の触媒として働いた」

これが触媒。上の説明では、「酵素は触媒として機能する分子」とあるので、酵素は、体の中で起こる化学反応を促進する物質だということが分かる。

もう一点。
多くの酵素は生体内で作り出されるタンパク質を基にして構成されている。
 この、「生体内で作り出される」という点が重要。外から入ってくることは無いんだ。言い換えると、「食ったものがそのまま使われるわけじゃない」ということだ。

みなさんは、小学校の理科で、食べたものがどのように消化・吸収されるのかを習った。
ざっくりと、次のように習ったはず。

食べたものは、消化の過程で分解され、
  • 炭水化物は、ブドウ糖になる
  • タンパク質は、アミノ酸になる
  • 脂肪は、脂肪酸とグリセリンになる
分解とは、ざっくりと言うと、「口からはいった食べ物は、小腸の壁から吸収するには大きすぎるので、化学的に(分子レベルで)小さくすること」なんだよね。

もう気づいているだろう。酵素はタンパク質の一種なので、例え口から摂取したとしても、消化の過程で分解されてしまい、そのままの形で体内に入るわけじゃない、というのが結論。

よく聞く例え話の、「頭髪が薄いので、髪を増やそうと思って、髪をたくさん食べました」と同じレベルの話なんだよ。おかしいと思わない?

深い知識が必要なわけではない。基礎的な知識があれば、その延長線上で、「あれ? それっておかしんじゃない?」と気づく能力こそが科学リテラシーなんだと思う。

科学リテラシーを養おうよ。だまされないために。

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2013-06-08 19:32 誤変換を修正

復帰

お久しぶりです。
3年のブランクを経て、ブログを復活することを、ここに高らかに宣言するよ。

私的な話をしてもつまらないが、この3年間は俺の人生の中でも、上位3位に入賞するぐらいたくさんのイベントが発生した。

ざっくり書くね。

リストラされた → iOS アプリ開発で生計を立てようとした → 売れなかった → 知人のゲーム会社のネトゲ開発を受託 → 開発終了 → 路頭に迷う → 某 IT 企業に中途採用された → ソシャゲ作ってる(イマココ)

けっこういい歳のおっさんなんで、中途採用してくれるとこなんか全然無いね。
どれだけ使えるか分からないやつに高い賃金払うぐらいなら、若くて安い労働者をたくさん雇ったほうが楽だということらしい。

「65歳定年制度なんか導入されて、古い人が会社に居座るから、若い人が就職難になるんだ」という主張は真っ向から否定する。歳がいってからの転職はほぼ 100% 無理。たとえ手に職を持っていても、だ。

まあ、俺の話はこれぐらいで…。


今回ブログを復活させようと思ったきっかけは、暇ですることがないから、ではない。
そもそも、何か伝えたいことがあるから、ブログを始めたわけで、その意欲が失われたから永い間休止していた。

でも今は伝えたいことがある。

  「似非科学をぶっ潰したい」

いちおう理系の学部を卒業しているので、基礎的な科学的知識は備えているつもり。専門家に比べればそれは浅い知識だとは思うが、世にはびこる似非科学は看過できないほど酷いものが多い。

では、どうすればいいのかという答えが、ここにあった。

答えは簡単、正しい意見よりも間違った意見を目にする頻度が圧倒的に高いからです。
なるほど。そういうことか。
では援護射撃をしましょう。一発でも撃ったほうが世のためになるのだというならば。

もちろん、それ以外のネタも書いていくつもり。よろしくお願いします。

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2013-06-08 21:25 誤字修正

2010年7月23日金曜日

自分の転身のこと

 一年もブログの更新ができないままだった。この一年間は自分にとって激動の一年だった。これを機に自分の事を書こう。

 私は、新卒で採用されてから昨年まで、ゲーム業界でプログラマとして活躍してきた。都合4社ほど渡り歩いてきたが、転職の理由はいろいろあった。一番多かったのは会社の経営が行き詰っているのを察知して事前に自主退社するというパターンだった。しかし、最後の会社に在籍していた昨年秋のこと、それは突然振って湧いた。

 「会社の経営経営不振に陥っているので本日付けで解雇したいと思います」

 耳を疑った。通常、解雇する場合は事前通知が必要なはず。しかし拒む事もできず瞬時に職を失った。ある程度は会社の状況を伝え聞いていたので、そういう日が来るかもしれないという心構えはあった。それにしても突然過ぎる。

 ご存知の方も多いと思うが、ゲーム業界は業績不振にあえぐ会社がバタバタと倒れており、たとえ大手といえども早期退職者を募るなど、一時期の勢いは見る影もなく衰退している業界となった。最後に在籍した会社は小規模な開発専門会社で、数年かけて開発したタイトル2本の売上が芳しくなく、あっという間に資金がショートしたらしい。経営者の問題もあったかもしれないが、こういう環境ではいかんともしがたい状況だった。

 会社はなくなっても新しい仕事先を見つければいい。そう楽観的に考えていた自分は甘かった。いわゆるアラフォー世代で20年以上ゲーム業界で頑張ってきたという自負はある。しかし、そのような厳しい業界情勢の中、賃金の高い人間をそう安々とは雇ってはもらえない。地元のゲーム開発会社に数社打診した。長年培ってきた経験やスキルを評価してもらえると思った。だが、結果は散々だった。

 プログラマ職ということで IT 業界にも数社打診したが、同じプログラマでも IT とゲームでは畑が違いすぎるという事実を初めて思い知らされた。「基幹系システムの構築のご経験は?」「勘定系のシステムはいかがでしょう?」ゲーム開発しかやったことが無い人間にそれを聞いても意味はない。

 そうこうしているウチに雇用保険受給期間が終了してしまい、完全に収入がなくなってしまった。もう後が無い。そう考えるともう絶望の底にたたき落とされたも同然だった。

 「このままでは何もかも失ってしまう」

 でも考え直した。ここまで落ちればこれ以上落ちることはない。やれることをがむしゃらにやってみるしかない。そう思考を転換させるのにはあまり時間はかからなかった。私はゲーム開発しかできない。そうであればゲーム開発で食える道を探せばいいだけだ。

 実は、最後の会社の在籍中に、将来的には独立したいという気持ちもあって、iPhone App の開発について調査をしていたところだった。個人で元手もないところから、そこそこの収入(この場合毎月食べていけるだけの収入という意味)を得るための近道として iPhone App を選択した。

 それから約4ヶ月、脇目もふらず、休みもとらず、黙々とアプリ開発に勤しんだ。まずは AppStore に出品すること。そしていくばくかでも収入を得ること。時間に余裕はない。文字通り必死に開発に取り組んだ。結果、それ相応の物に仕上がったので、Apple に提出するところまでこぎつけた、というのが現況である。

 ゲーム業界はどこもジリ貧だ。いつまでも会社にしがみついてないで、自立の道を選ぶことができたのは不幸中の幸いと思う。まだ実質的な結果は出ていないが覚悟はできている。できるまでやるだけだ。

2009年8月1日土曜日

WLI-UC-G を Mac mini (PowerPC) で使う


※補足説明を追記しました

※HaloScanサービス停止で閲覧できなくなったコメントを追記しました。


 激安USB無線LAN子機である BUFFALO WLI-UC-G を、MacOS X でも使用可能と勘違いして購入してしまった。最近は、802.11n という規格の普及が進んでいるようだが、ネット環境が ADSL である我が家では 802.11g で十分で、つい価格につられてしまった。

 しかし、主要部品であるチップセットの型式が分かり、その MacOS X 用ドライバがあればなんとかなるはずだ。ネットを探しまわって情報をかき集めたが、どれも断片的な情報で要領を得ない。格闘する事半日。なんとか使用可能となるように設定できた。例によって、これから同じ道をたどる事になるかもしれない人の為にメモを残す。

 まず、WLI-UC-G のチップセットは、たいていのサイトに書かれているように Ralink 社製だが、型式がはっきりしなかった。Linux での導入実績情報によると、TR2500(RT73) という型式のようだ。

 ドライバは、Ralink 社のサイトからいただく。ここの、"USB (RT257x/RT2671)" とかかれている方を落とす。
 "RTUSB D71w-1.2.4.0_D2500-1.1.3.0 UI-1.6.8.0_2008_12_04.dmg"
というファイルネームとなる。DiskImageMounter で開いて 10.5 用のインストーラを起動する。と、ここまでで一段落つくが、ここからの道は長い。

 ここから先は、Unix の shell の扱い方に慣れていないと厳しい。不慣れな人は、少し予習しておくと良いかもしれない。

 設定ファイルを書き直す。順を追って処理する。

 ・Finder から、ユーティリティのターミナル.app を起動する
 ・cd /System/Library/Extensions と入力する
 ・sudo chmod 777 RT73USBWirelessDriver.kext と入力する
   このとき、パスワードを求めらたら、
   アプリケーションのインストール時に打ち込むパスワードと同じものを入力する
 ・cd RT73USBWirelessDriver.kext と入力する
 ・sudo chmod 777 Contents と入力する
 ・cd Contents と入力する
 ・sudo chmod 777 Info.plist と入力する

 ここまできたら、テキストファイルを編集する必要がある。同じターミナル(シェル)上で動作するテキストエディタ vim があるのでこれを使う。

 ・vim Info.plist と入力する
  テキストエディタが起動し、Info.plist が編集できるようになる
  基本的には Windows のメモ帳と同じ感覚で操作できるはずだ
  ページのなかで、<key>Buffalo</key> と書かれている部分を探す
  その下に、 <dict> から </dict> まで囲まれている部分があるので確認する
  そこが今回の目的の製品の設定情報となる
  ここの
    <key>idProduct</key>
    <integer>216</integer>
  と、かかれている2行を探し出し、2行目の 216 を 311 に書き換える
    <key>idProduct</key>
    <integer>311</integer>
  ※この、311 は製品のバージョンによって変更されるかもしれない
   確認の仕方は後述する

  編集し終わったらセーブして終了する
  セーブの仕方は、
    ・エスケープキーを1回押す
    ・「:(コロン)」を1回押す
      画面左下に「:」が出現する
    ・wq と入力して、最後にエンターキーを押す
 これで、設定は終了。変更してきたファイルパーミッションを戻そう。

 ・sudo chmod 755 Info.plist と入力する
 ・cd .. と入力する
 ・sudo chmod 755 Contents と入力する
 ・cd .. と入力する
 ・sudo chmod 755 RT73USBWirelessDriver.kext と入力する

 次に設定変更をシステムに通知する。キャッシュのリフレッシュという作業らしい。

 ・sudo /usr/sbin/kextcache -k /System/Library/Extensions

 画面に特に変化は起きないが、これで終了。マシンを再起動する。
 再起動したら、WLI-UC-G を USB ポートに挿す。USBWirelessUtility というツールが自動起動する。無線LAN親機のセキュリティ設定にあわせてセッティングすれば、無事、ネットワーク接続が可能になるはずである。

 WLI-UC-G の idProduct (製品番号)の調べ方は以下の通り。
 ・Finder の「この Mac について」を選び、ダイアログの「詳しい情報」ボタンを押す
 ・システムプロファイラが起動するので、USB の項目を確認する
   BUFFALO WLI-UC-G とかかれたデバイスが確認できる
   ここの製品 ID が、idProduct にあたる。
   ただし、16進数表記になっているので、Info.plist に記入する際には、
   10進数に変換しておく必要がある。

 以上、ざっとではあるが手順を説明した。誰かの助けになりますように。

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【補足追記】
 自分の環境で、上記手順でいったん接続が完了したが、再起動後にデバイス設定が不正である、という意味の警告メッセージが出て使用不能となった。調べると、もう一カ所設定ファイルを修正する必要があったので追記する。

 ・以下のファイルが編集できるように準備する
   "/System/Library/Extensions/RT73USBWirelessDriver.kext/Contents/Resources/RT73-Universal-Info.plist"
   手順としては、上で説明したのと同じ手順で sudo chmod をしていき、RT73-Universal-Info.plist を vim で編集すればよい。

 ・編集箇所
   これも上記と同じように Buffalo 製品情報の記述箇所を探し、
   idProduct を 311 に書き換えるだけ

 ・キャッシュのリフレッシュとマシンの再起動を行う

 以上で、再起同時に OS が警告を出さなくなったので、問題ないと思われる。

【vim追記】
 vim の編集結果を破棄して終了(要するにキャンセル終了)したい場合は、wq とタイプするところを q のみとすれば良い。
 w は write (書き込み)を意味し、q は quit (中断、終了)を意味する。

 Info.plist を編集し損なった場合に備えるために、バックアップファイルを作っておくのも良いかもしれない。ファイルのコピーは cp コマンドを使う。例えば、

  cp Info.plist Info.plist.orig

 とする。拡張子が書き変わるが全く問題ない。編集に失敗したらオリジナルからコピーしなおせば良い。

  cp Info.plist.orig Info.plist


【ユーティリティのターミナル.app 追記】
 起動するのは Unix shell の bash である。cd コマンドで長ったらしい呪文のようなフォルダ(ディレクトリ)名を入力するのは大変だが、bash にはコマンド補完機能というものがあり、大変便利なので活用して欲しい。

例えば、

 cd /S

まで打ち込んで TAB キーを押すと、

 cd /System

と、勝手に補完してくれる。上の例の場合、もし他にも S で始まるフォルダやファイルがある場合には、補完は行われない。なぜなら、どれを選んで良いか shell には分からないからだ。
 そういう場合には、もう一度 TAB キーを押すと、候補の一覧が表示される。先頭からの文字列が十分に特定可能になるまでは、手動で文字を打ち込む必要がある。が、たいていの場合 TAB 一発で解決できることが多い。

【その他コマンド追記】
 sudo とは、一時的に root 権限(マシンの管理者権限)で指定されたコマンドを実行するコマンド。
 chmod は、ファイルやフォルダのパーミッション(アクセス権限)を書き換えるコマンド。
パラメータやその意味については Linux の解説サイトなどで確認できる。

【USB Wireless Utility】
 WLI-UC-G が USB ポートに挿さっていると、自動的に USB Wireless Utility が起動する。これは、WLI-UC-G の無線LAN機能を制御するプログラムで、サーバのようにバックグラウンド動作をするものではないようだ。しかも、自動接続はしないので手動で接続する必要がある。(ただし起動時の1回だけ)※自動接続するようだ。筆者の環境で親機とのネゴに時間がかかっていた模様。

 プロファイルタブで、接続設定(プロファイル)を作っておかないと毎回接続設定を記入する事になる。プロファイルを用意しておけば、それを選択して有効化をクリックするだけで良い。

【筆者環境】
 これを書いておかなければ参考にならないだろう
 Hard : Mac mini
 CPU : 1.42 GHz PowerPC G4
 MEM : 1GB
 OS : Mac OS X 10.5.7

【無保証】
 お約束なので明記しておく。
 この記事は、個人的な研究を記事にしたものであり、嘘を書いているつもりはないが、同様の作業をした場合に読者の環境によってはシステムに障害をもたらすかもしれない。だが、発生した障害について筆者は一切の責任を負わないので、自己責任において作業していただきたい。

以上。

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【HaloScan停止により閲覧できなくなったコメントを追記】

せっかくいただいた大事なコメントなので、ここに追記させていただきます。

2009-10-25T14:24:57-05:00
ogawa さん

参考にさせて頂きました。
完全に手順通りで、うちの環境でも成功しました。ありがとうございます。
環境はOSX10.4.11、iBookG4です。
USBのidProductはうちも0x0127でした。

ちなみにリンクからドライバを得られなかったため、URLを貼っておきます。
http://driverscollection.com/?H=RT257x&By=Ralink
"USB (RT257x/RT2671) mac"で検索すればTOPに出ますが。


2009-11-10T10:15:14-05:00
haru@kita さん
OSX10.3.9 macmini にて動作しました。
linux でndiswrapper で使おうと思って買ったのですが..Fedora 9-->10のupgrade でgdm ログイン出来なくなってしまい...そんなおりに「ふくしまさん」のブログを知り、楽しそうなのでさきほど試してみました。SSID などが前に使っていたGW-US54Mini2 (接続が危ういです)のデータをそのまま引き継いでくれたのでただ、ネットワークの設定をするのみでとても楽でした。とても貴重な情報をありがとうございました。

2009年7月19日日曜日

通分と理系的思考力

 子供の算数の宿題プリントに分数の通分を求める問題があった。問題の頭には通分の計算方法が例示してあったが、これがどうもあまりよろしくない。

 要は「分母の最小公倍数を求めて、分母がそろうように分母と分子に同じ数を掛けましょう」という事なのだが、小学生に最小公倍数の話はできない。だから、機械的に解を導く手順が解説されている。

 これじゃ通分の数学的意味は理解できないよな。

 率直にそう思った。解き方(テクニック)だけ教えて、通分が何を意味するのかの説明はない。いや、分数は4年生から習うらしいので一度は習っているはずだ。が、そこで通分について深い説明があったかどうかは不明だ。

 算数(数学)嫌いは、まず、問題の解き方が分からずに思考停止してしまう事から始まるのではないかと考える。仮に解き方を知っていても、その数学的意味合いを理解していなければ、テクニックでしかない解き方はそのうち忘れてしまう。

 算数(数学)や理科と来れば「理系」の主戦場だが、これについて面白い記事があったのを思い出した。

文系女子は理系思考ができるか?

 岡嶋先生は、中身を知るような好奇心を持っていたり、知る努力を惜しまない人を、“理系的な思考”を持っている人と呼んでいるのだそうだ。

 なるほど、「理系人間」の本質を的確にとらえた表現だとにんまりする。分数も計算テクニックを教えるのではなく、分数とは本質的に何なのかを理解させる事に重点を置くべきだ。小学生であれば、まだ、自主的に「知る努力を惜しまない」という行動は取れる子は少ないだろうから、先生や家庭がそのような思考方法を身に付けさせるように誘導してやる必要がある。

 算数嫌いは分数を教わるあたりから始まるとも聞いた事がある。いわば理系文系の分岐点である。丹念にその本質を理解させることで「理系離れ」を食い止める足がかりになるのではと、本気で考えている。

2009年7月4日土曜日

asahi.com(朝日新聞社):アニメの殿堂「批判は知識、勉強不足」与謝野氏が反論 - 政治

asahi.com(朝日新聞社):アニメの殿堂「批判は知識、勉強不足」与謝野氏が反論 - 政治

知識不足、勉強不足、判断力不足と言わざるを得ない
 大臣の揚げ足をとるようで大変申し訳ないが、その言葉はそのままあなたにお返しする。あなたは以下の点で間違った認識をお持ちである。
遊びに使うと錯覚した人の議論
 どこでそのような話が出ているのか教えて欲しい。必要の無い箱物を作ることに、どのような意義があるのかという疑問がぬぐいきれないから、異議を唱える人が後を絶たないのだ。
人知れず世界から評価されているアニメ、マンガなど無形文化的なものは、これからの日本の売れ筋になる。
 日本の漫画、アニメは、すでに世界に流通しており、特にアニメに関しては「ジャパニメーション」というジャンルを確立している。その様子は、ニュースや経済番組で広く伝えられており、「人知れず」な状態ではない。状況を良くご存知でないのは、あなただけでは?
これからの日本の売れ筋になる
 上記のとおり、すでに海外において、日本の作品は相当な規模の市場を形成している。これは、民間が努力して広めていた結果である。日本と欧米で、漫画のページが逆向きに進行するので、海外発売の折には手間かかることなど、もちろんご存知だと思うが、いかがか?
将来大きな果実を生む投資先のひとつだと認定した
 箱物を作れば、アニメ産業が大きく発展するなど、そんな簡単な話はない。万が一、そのような効果があるとすれば、民間団体ですでに設立しているはずである。何を勘違いしていらっしゃるのか、理解に苦しむ。

 今、論点になっているのは、
  • まず箱物ありきなのか?
  • 過去作品のアーカイブを主目的とするのか?
  • 産業発展が主目的なら、助成金を出したほうが効果が高いのではないか?
といった点である。論点を絞りきれていないところが、「アニメの殿堂」の存在意義が固まっていないことの裏返しである。

 その事をきちんと把握されているのか? 把握されているのであれば、報道されたような発言は出てこないはずである。

 もう一度、発言を引用させていただく。
知識不足、勉強不足、判断力不足と言わざるを得ない

2009年6月21日日曜日

asahi.com(朝日新聞社):厄介ものの火山灰シラス、資源化に道 しかも無尽蔵 - 環境

asahi.com(朝日新聞社):厄介ものの火山灰シラス、資源化に道 しかも無尽蔵 - 環境

 鹿児島や宮崎の南部に住んでいなければ、同じ九州内でも、シラスについてはあまり知られていないのではないだろうか? 記事中でも紹介されているが、姶良カルデラが形成されることになった火山の大爆発によって、吹き飛ばされた噴出物が堆積したものがシラスである。(現在の錦江湾は、その火山噴火によって吹き飛んだ部分に海水が入り込んで出来た湾である)

 シラスは、珪素を主成分とした砂状の物質で、水はけが良すぎる性質を持ち、保水力が必要な農業用地には不向きだとされる。また、錦江湾に接する陸地には切り立った崖を形成している部分があり、その上にシラスが堆積しているので、大雨のなどに見舞われると水を含んで軟弱化したシラスが一気に崩れ落ち、大規模ながけ崩れを起こすことが多々ある。

 これは、鹿児島市内においても見られ、過去には、市内の至る所で大雨によるがけ崩れが発生し人的な被害も出ている。このようなシラスにまつわる事情が、「厄介者」と表現されているゆえんである。

 過去にも、様々なシラス有効利用化が試されていると思うが、実用化のメドがたっているのは少ないのではないだろうか? 北国の融雪剤としてシラスを使う話などあったが、その後商品化されたという話は聞いていない。このシラスバルーンが、本格的に事業化できれば、ほぼ無尽蔵といえるシラスを有効活用できる道が開け、地元に迷惑をかけた罪滅ぼしができるという格好になるだろう。大いに期待したい。

2009年6月13日土曜日

ゲームの体感系コントローラー競争はきっと盛り上がらない デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

ゲームの体感系コントローラー競争はきっと盛り上がらない デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

 Wii が、コアなゲームプレイヤー以外の、いわゆる「普段ゲームをしない人」を取り込めた理由のひとつに、リモコンコントローラーが挙げられる。が、だからといって体感型コントローラーを導入すれば「普段ゲームをしない人」を取り込めるわけではない。

 Wii のローンチタイトルに「Wii Sports」があった。新しい入力デバイスの操作に慣れてもらうためという触れ込みで、リモコンコントローラー同梱パッケージだった。(要するに2プレイヤー用リモコンにソフト付きということ)
内容はタイトルのとおり、スポーツを題材にしたもので、特に何か新しい遊びができるわけではない。しかし、スポーツゲームというお題にすることで、プレイヤーが遊び方を想像しやすく、かつ、操作に慣れやすいという利点を最大限に生かしたタイトルだった。

 Wii チャンネルという仕掛けも功を奏した。極論すると、ゲームソフトを買ってこなくても、Wii チャンネルだけでも遊ぶことが可能だ。インターネット接続環境が必須となるが、初めからニュースチャンネル、お天気チャンネルなどがプリセットされており、毎日のように電源を入れて利用するというゲーム機の新しいスタイルを提案した。

 これら、様々な「間口を広げる」戦略が、積みあがって達成できたのが、今の Wii 帝国である。コントローラーをどうこうすれば、何とかなる様なものではない。ハードウエアとソフトウエアで、ユーザーにどのような体験を提供するのかが明確で、かつ、それを実現するための仕組みが出来上がって、初めて、新規ユーザの獲得が達成できる。

 それは、筆者が指摘する通り、Wii にも課せられた課題でもある。

2009年5月17日日曜日

Creative ZEN のファームウエアアップデート

 Creative ZEN のファームウエアをアップデートしようとしたところ、アップデートプログラムのプログレスバーが最後までいかずにハングアップ状態になった。ググってみても、何の手がかりもなく、Creative の米国向けサイトでやっと復旧方法が分かったので、これからトラブルに会う誰かのためにメモを残す。

 始めに断っておくと、アップデータはハングアップしているように見えたが、結局はアップデートに成功していたようだ。しかし、プログラムが終了しないので、アップデートの成否が確認できない。なお、以下は Windows XP からのアップデートについて記述する。

1)ファームウエアアップデータを Creative のサイトからダウンロードする。
 今回使用したのは、ZEN_PCFW_L22_1_21_03.exe 。

2)Creative ZEN をリカバリモードで起動する
 ・プレイボタンを押しっぱなしにする(リカバリモード画面がでるまでずっと)
 ・リセットボタンを押す(クリップを伸ばして、RESET と書かれた穴の中を押す)
 ・電源スイッチを、USB コネクタの方へ一度だけスライドさせる
 ・リカバリモードで起動する(プレイボタンは離してよい)

3)リカバリモードメニューからファームウエア再ロードを選択する
 ・「Reload Firmware」を選択する

4)Creative ZEN を、USB ケーブルで Windows PC へつなぐ

5)ファームウエアアップデータを起動する
 ZEN_PCFW_L22_1_21_03.exe をダブルクリック

6)アップデート完了を待つ
 Creative ZEN の画面に、「Firmware updated」と表示されれば完了
 この時、ファームウエアアップデータのプログレスバーは完了していないが
 USB ケーブルを抜いても構わない
 ファームウエアアップデータは、タスクマネージャから強制終了させる

7)Creative ZEN の電源を一度切って再度入れる
 リビルドが始まるので完了まで待つ
 言語設定がデフォルト(英語)に戻るので、「system」>「Language: English」とたどって「日本語」に設定しなおす

 結局のところ、正常終了しないアップデータ自体に問題があるわけで、Creative さんにはどうにかして欲しいところだ。
 

2009年4月27日月曜日

コツコツやる人間がバカをみる世の中は滅びるよ

Business Media 誠:「コツコツやる人間がバカをみる世の中は滅びるよ」――岡野工業の岡野雅行社長

 そうだ! その通りだ。常日頃から全く同じ意見を持ちながら、なんともできない自分にモンモンとしていたところに、日本刀のような鋭さでバッサリ斬り捨てる社長の言葉に溜飲を下げた。

 戦後の復興期は、官僚主導で様々な国策が展開され、それが功を奏し高度経済成長をもたらした。
だが、官僚主導が必須だったわけではないだろう。国民全体が一丸となって、焦土と化したわが国を、なんとかして復興させなければならないという気概が、官にも民にもみなぎっていたからこそ成し得た復興だったのだと信じる。

 しかし、現在の官僚はどうだ? 少しでも国を良くしていこうという気概はあるのか?
もちろん、一部の官僚はそうだろう。しかし、大多数の官僚はそうではない。在職中に、どれだけの天下り先を準備できて、どれだけ美味い汁が吸えるかを競争している魑魅魍魎達が、その実体なのではないか?

頭はいいけど、利口じゃあない
 これは、名言だ。ペーパーテストで良い点を取っていさえすれば官僚になれる。しかし、この世界規模の不況を乗り切る手段を生み出す術を持たない。なぜなら、教科書に書いてないから。定額給付金なんかバラまいてる場合じゃない。「生き金」でないとダメだという社長の言葉が印象的だ。

人間、額に汗して働くことや、ものづくりを忘れて、楽な金もうけに走ったらおしまいなんだよ。
 こんな当たり前の事を忘れている人間は多い。デイトレードで、PC の前に座ってマウスをペチペチやって、数億円動かしましたと偉ぶっている輩がいるが、その株の価値の上げ下げは、あんたのマウスクリックなんかじゃなくて、株の価値、言い換えると額に汗して開発した商品やサービスが、世間に「有益である」と認められた時に決まるものなんだよ。

 そこをすっとばして、マネーゲームに浮かれてる場合か? 額に汗しているものに対する尊敬の念が全く無い。
このようなことを書くと「株で資金を集められなければ、商売もままならないだろう」と反論があるわけだが、投機目的の株売買に、そんな高尚な意味があるとは到底思えない。

 大人がこのような体たらくなので、その子供たちもご想像のとおりだ。「高校受験勉強は3ヶ月前から」とかワケの分からない言葉を耳にした。確かに合格が目的ならそれでいいだろう。しかし、そのような急ごしらえの学力などは、あっという間に剥げ落ちる。たとえ合格できても、後で苦労する。

 毎日、コツコツと地道に積み上げていく学習こそが、受験合格の王道ではないのか? 直前になってから。しかも塾だのみ。
親におおいに問題ありだ。塾に通わせていれば、とりあえず安心する。勉強させていると、安心する。
しかし、言わせてもらえば、勉強ができるヤツは、塾に行こうが行くまいがやっぱり勉強ができる。反対に、勉強できないヤツは、塾にいってもやっぱりできない。極論すれば、学力はカネなんかでは買えない。

 勉強ができるとは、単にいい点数を取る、という意味ではない。勉強をする習慣がある。勉強の仕方を知っている。自分の知識欲を満たすためにやっている。成功した時の達成感を味わっている。それらの全てだ。

 諸外国から、「勤勉な日本人」と賞賛された日は、遠い昔話になってしまったのか?

2009年4月13日月曜日

原発配管溶接データ改ざん 浜岡・島根の2基、日立発表

asahi.com(朝日新聞社):原発配管溶接データ改ざん 浜岡・島根の2基、日立発表 - 社会

 日本という国におけるモラルハザードが叫ばれ始めて久しい。一般人ならまだしも、他の職業より高い倫理観を求めらる「先生」と呼ばれる職業の人間が、痴漢や盗撮や淫行などで逮捕されたと報道されない日は無いのではないか?

 日立製作所などによると、二つの改ざんは同じ作業員によるもので「機器の操作ミスで、温度が下がった。翌日から休暇の予定だったため、追加作業をしたくなかった」と話しているという。

 ありえない。原発関連の仕事であれば、一歩間違えば多くの命を危険にさらす事になりかねないと、作業している自分自身が一番良く理解しているのではないか? そんなことより自分の都合が優先するのか?

 ふと思ったが、これは単純に個人の問題なのだろうか? もっと問題なのは、データ改ざんが設置後に発覚していることだ。なぜ事前に発見できなかったのか? 二重三重のチェック体制は無いのか?

 経産省が厳重注意文書を出す、とあるが、経産省には問題は全く無かったのか? そんな体たらくで国民の安全を保障できるのか? 原発安全神話は、本当に神話で終わってしまうのだろうか?

【追記】
「モラルハザード」は、もともと別の意味をもつらしいが、「倫理崩壊」という意味で使っている。ご容赦いただきたい。

2009年3月24日火曜日

新型ASIMOのフィギュア

コラム: 「新型ASIMO」のフィギュアが登場!~フィギュアで実感、ASIMOの進化~

 うーん、こんなすばらしいものが売られていたのか。知らなかった…。ASIMO といえば、泣く子も黙るホンダ謹製自立歩行ロボットだ。そういえば歩行どころか走って見せてくれた事もある。って、もう3年も経つのか…。

 ASIMO が、日本の、いや世界の、人間型自立歩行型ロボットの最高峰であることは間違いないが、世界的大不況のあおりで、研究費を削られ開発が進んでいないのではないかと、要らぬ心配をしたりもする。

 オフィシャルサイトの「ロボット開発の歴史」のページによると、ホンダのロボット研究開発が、80 年代からスタートしていたという。自動車メーカーがなぜロボット開発なのだ? という疑問はある。しかも、形になるまで数年は世間に公表していなかった。

 ホンダは常に挑戦者なのだ。創業者本田宗一郎がそうであったように。物作りを生業としている自分にとっては眩しいぐらいの崇高な精神だ。更に前へ、更に上へ…。その結実として、ASIMO が在る。

 単なるカネ儲けだけではない、良いものを作るのだ、という精神。これは、戦後の焦土の中から日本を立ち直らせてきた先人たちが、みな持ちえていたものではないだろうか。

 では、今はどうだろうか? 学生の理系離れが叫ばれ始めて久しい。文系出身者でも物作りは可能だろうが、理系の教育を受けた者に肩を並べるには並大抵の努力では無理だ。資源の乏しいこの国では、良い物を作るために必要なもの、すなわち、理系の知識とそれを具現化できる技術が必須だ。理系離れだけは、なんとしてでも食い止めなければならない。

 技術立国ニッポンと呼ばれたのはいつの事だったのか。それが残念でならない。

2009年3月17日火曜日

女性型ヒューマノイドロボットは、電気羊の夢をみるか?

産総研、女性型ヒューマノイドロボット「HRP-4C」を発表~ファッションショーにも登場予定

 多分10人中9.9人はそう思っているだろう。そこをあえて突っ込む。

 気持ち悪い

 確かに進歩しているのだと思うが、普通立ちでヒザが曲がってるのとか、ASIMO みたいに歩行時に腕を振らないのとか、このシリーズ、本当に進歩してるんだろうかと、本気で心配する。そんな状態のなのに、「メカメカしい機体に生首乗せてみました」的な無理やり実装で耳目を惹こうとしている。その真意がさっぱり分からない。何がしたいのだろうか?

 不気味の谷現象という言葉を耳にしたことがあるかもしれないが、まさに、これがそうだ。

「人間に近い形状を追求しつつ、気持ち悪くないデザインを追及した」
メタリックなスーツはテクノロジーを強調し、違和感の解消を実現できたとしている。

 いやいやいや。充分に不気味です。表情制御に8つもモータを搭載していますって言われても、人間の表情筋と言われるものが何種類あって、どのように配置されているのか想像してみて。全然足りないよ。

 こういうヒューマノイド系の研究って、本気で人間に近づける努力をしないと、ずっと不気味の谷を乗り越えられないだろう。それまでは、中途半端な実装で「ほら、出来ました」とひけらかすのは良くない。かえって、ロボット産業にマイナスイメージを持たれかねない。

 ASIMO はランニングができるまでに進歩しているが、HRP はどうだ?
 機体制御にもっと注力すべし。外見は後回にすべし。それが、ロボット産業がメシを食えるようになる最短の近道だろう。

2009年3月16日月曜日

ビームサーベルというよりライトセーバー

「オートモーティブ テスティング東京2009」など自動車関連展示会が開催

 SF とは何の関係もなさそうなページだが、ちょっと待った。ページの下のほうにある「燃料は水のビームサーベル! プラズマ化した水が金属も軽く切断」と見出しのある記事をご覧あれ。

水を沸騰させて水蒸気を作動ガスとして使用し、さらにその水蒸気に放電アーク間を通過させてプラズマ化させ、それをジェットとして吹き出させるという仕組み

 もう、何もかもが空想科学的で、SF ファンにはたまらない用語が並ぶ。動画を拝見すると、このプラズマナイフは、せいぜい十数センチ程度のもののようだが、その威力はすさまじい。厚さ5ミリ程度の鉄板を、豆腐のように切り刻んでいる。

 すばらしい。かっこいい。技術立国ニッポン万歳。

2009年3月14日土曜日

ETC通行料1000円が景気刺激の特効薬か?

Car Watch ETC通行料土日祝日上限1000円の詳細を発表

 朝っぱらから、カー用品専門店に、見たことも無いような車の行列ができて、店に面している幹線道路の1車線を完全につぶしている。特売日か? それにしても、尋常じゃない数。

 それで思い出したのが件のニュース。確かに庶民感情としてはかなり魅力的。日本の端から端まで1000円で移動できるわけではないらしいが、これは割引きの範疇を著しく逸脱している。

 おまけに、ETC取り付けに補助金を出すという制度も、期間限定とはいえスタートしている。かつてない大盤振る舞いの様相だ。景気刺激策ではなく ETC の普及が主目的ではないかとさえ思える。

Car Watch 高速道路交流推進財団、ETC車載器の購入助成を3月12日から開始

Car Watch 首都高、ETC車載器とセットアップを0円とするキャンペーン

 いや、実際のところ、景気刺激策に乗じて、普及率が伸び悩んでいる ETC を一気に普及させようという腹だろう。

 良く考えて欲しい。高速道路は民営化されたとはいえ、道路自体は国から貸し出されている形になっており、通行料などの収入は建設費の返済にあてられている。今回の特別措置により通行料の大幅な減収が見込まれるが、これは即ち、建設費の返済が滞るということであり、結局のところ国の負担増、言い換えると税金という形で、巡りめぐって我々市民に跳ね返ってくるのではないだろうか?

 ETC 普及キャンペーンにしても、どうも胡散臭い。ETC の権利ビジネスで潤っている会社は、国交省(旧建設省)の天下り役人の受け皿となっているというもっぱらの噂だ。座っているだけで、ETC が一台売れるごとにマージンが入るらしい。そして、しばらく座ったら、退職金をたんまりもらって次の天下り先へ、という寸法だ。

 そもそも、キャンペーン値下げの原資はどこから調達してるのかが不明だ。まあ、国から補助金が入っていると考えるのが妥当だろうが、もしそうであれば、それはもともとは我々の血税である。我々は、天下り官僚を潤すために税金をせっせと払っているわけではない。

 目先のおいしそうなエサに食いつく前に、その裏側を少しでいいから考えてみよう。

2009年3月12日木曜日

アンチIT社員

間違いだらけのIT経営:社内に寄生するアンチIT社員たち - ITmedia エグゼクティブ

 何も、歳食ってるおじさん連中だけがアンチ IT とは限らない。ウチの業界だけかもしれないが、プログラマの中にもアンチ IT と言っていいほどの超保守派が少なからず存在する。

 自分が業界入りした時代は、プロジェクトのプログラマといっても2~3人で、メインプログラマ(これは業界用語だと思うが、要するにアプリケーションの根幹部分の設計と実装担当者のこと)がほとんどを仕切っているので、ソースコードのバージョン管理システムなど導入せずとも何とかやっていけた。もちろん、それでもコードが先祖返りしたりといったトラブルは無くはなかった。が、少人数なので、場当たり的対処でなんとかなった。

 年月は過ぎ、プロジェクトに関わるプログラマの数が年々増えてきた。バージョン管理システムが必須の状態だ。ある会社に在籍中、バージョン管理システムの重要性を切々と訴え、導入を検討するようにプロジェクトリーダーに進言したが、むげに断られた。氏、曰く…

 そんなもの無くても今までやってこられたから

 無知とは罪。予想通り、納期間近になってもバグが終息せず、修正すると新たなバグを生み、直したはずのバグが復活する、という状況だった。だから言ったのに…。

 自分が知らない、あるいは理解できない新しい領域に、人は踏み込もうとしない。が、それが良い場合と悪い場合がある。悪い結果になったとしても、個人的な領域に収まるのであれば問題ないが、会社という組織としては、「なるべくしてなった悪い結果」は絶対に避けなければならない。

 ウチの業界にも、アンチ IT は必要ないよ。

2009年3月11日水曜日

ガンダム大地に立つ

バンダイナムコグループ、「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」で等身大ガンダム RX-78-2をお台場に展示

 ファーストガンダム世代としては、反応せずにはいられない。放送開始から30年も経つのか。歳を食うはずだ。1985年の続編で復活し、以降何作作られたのかさっぱりわからないほどのい勢いだ。ガンプラ(ガンダムのプラモデル)の発売日に、エスカレータに殺到した小学生が、将棋倒しになって怪我人が出た、というニュースが記憶に残る。森口博子が主題歌を歌っていた時期もあった。

 なぜ、いちアニメ作品が、これまでに愛され続編を続けられたかは、専門サイトに解説をゆずるとするが、リアルタイムに視聴していた世代にとっては、とにかく、何もかもが「これまでのロボットアニメを超越していた」のが面白かったのだ。

 科学考証も綿密に行われ、世界観設定がこれでもかと構築されていた。「ラグランジュポイント」などという専門用語が、天文学関係者でなくてもすんなり受け入れられたのは、これが初めてではなかろうか? 「ニュータイプ」設定は、SF の王道を行く設定で面白みに欠けたが、ガンダムの3パーツシステムの解説にはしびれたものだ。

 ガンダムの3パーツシステムについて少し解説すると、パイロット搭乗機である「コアファイター」を胴体腹部部分とし、上半身、下半身(おぼろげな記憶ではA、Bパーツと呼称していた)の3パーツに分離・合体が可能なシステムとして、ガンダムは設計されている。

 「コアファイター」には、学習型コンピュータが搭載されており、パイロットの操縦のクセを覚え、使い込むほどにパイロットに有利に働く。しかし、撃墜されるなどして機体が敵軍に捕獲され、その技術の盗用をおそれた設計者は、コアファイターだけ分離させ脱出する事ができるように設計した、という触れ込みだった。なんとまあ、しびれる設定であることよ。

 汚い話をすれば、スポンサー(おもちゃ屋)から、「合体・分離するギミックを仕込んだおもちゃを作るから、そういう話を作れ」と言われて出てきたものであることには、多分間違いない。そこを感じさせない制作スタッフ陣には、ほんとうに頭が下がる。

 別の業界だとはいえ、「作る側」に回ってみて、初めて先人たちの苦労が見える事もあるのだ。

元素記号を擬人化?

ねとらぼ:元素記号を擬人化した「理系男子」が勉強サポート - ITmedia News

 頭にすぐ浮かんだのは、「こんなので勉強になるのか?」という疑問。確かに、教科書のように、堅苦しい文章と味も素っ気も無い図がぎっしりと詰め込まれていれば、勉強する気も失せるかもしれない。だとしても、元素記号を擬人化したところで、勉強がはかどるのだろうか?

 自分が受験生だった時代から、「受験のための勉強」というのは確かにあった。要は受験したい学校の入学試験の傾向を把握して、そこにだけ集中して勉強するわけだ。それは、既に「物事を学ぶ姿勢」から大きくかけ離れている。

 と、ここまで書いて、当該サイトを見に行く。

 何だ、ネタサイトじゃないか。

 逆だね。「勉強できます」をエサにしたコンテンツ商品だ。この振り上げた握りこぶしをどこに持って行けば良いのか、途方にくれた…。

2009年2月7日土曜日

パブリックコメントなど、どうでも良いという事か?

厚労省、意見公募やりっ放し 早大院生の指摘で結果公表

 度々感じるのだが、霞ヶ関のお役人たちは公務員であることをお忘れではないか? 公務員は公僕とも表現されることがある。というか「公務員=公僕」という式は常に成り立つものだと思っていたが、実際はそうではないらしい。

 省庁管轄関係の利権団体を作り、定年を待たずに退職しそこへ就職、多額の退職金をせしめて別の利権団体へ、という道筋をいかに確保できるのかに血道を上げているらしい。もちろん、地道に真面目に公僕であることに専念している方もいらっしゃるだろう。が、しかし、霞ヶ関全体がそうではない事は自明だ。

「担当課は失念していたのかもしれないが、それをチェックする体制がなかったのも反省点」

 失念で済まされるんだね。行政手続法とやらの違反になるらしいから、一般企業であればヘタすれば解雇ものの失態だよね。きちんと処分して欲しいよね。それとも、あれですか? パブコメごときでガタガタぬかすな的なスタンスですか? 国民をなめてもらっちゃ困るね。

 仕事しないんだったらさ、さっさと辞めろよ。税金の無駄だ。

 思い返せば、一昨年の文化庁のパブコメ募集の対応はきっちりしたものだったんだね。公開資料に、オレが提出したコメントがしっかりと載ってて、ああ、本当にチェックしてくれてるんだって少し驚いたことを思い出したよ。そして、その点に関してだけは、文化庁偉いと思う。