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2009年3月24日火曜日

新型ASIMOのフィギュア

コラム: 「新型ASIMO」のフィギュアが登場!~フィギュアで実感、ASIMOの進化~

 うーん、こんなすばらしいものが売られていたのか。知らなかった…。ASIMO といえば、泣く子も黙るホンダ謹製自立歩行ロボットだ。そういえば歩行どころか走って見せてくれた事もある。って、もう3年も経つのか…。

 ASIMO が、日本の、いや世界の、人間型自立歩行型ロボットの最高峰であることは間違いないが、世界的大不況のあおりで、研究費を削られ開発が進んでいないのではないかと、要らぬ心配をしたりもする。

 オフィシャルサイトの「ロボット開発の歴史」のページによると、ホンダのロボット研究開発が、80 年代からスタートしていたという。自動車メーカーがなぜロボット開発なのだ? という疑問はある。しかも、形になるまで数年は世間に公表していなかった。

 ホンダは常に挑戦者なのだ。創業者本田宗一郎がそうであったように。物作りを生業としている自分にとっては眩しいぐらいの崇高な精神だ。更に前へ、更に上へ…。その結実として、ASIMO が在る。

 単なるカネ儲けだけではない、良いものを作るのだ、という精神。これは、戦後の焦土の中から日本を立ち直らせてきた先人たちが、みな持ちえていたものではないだろうか。

 では、今はどうだろうか? 学生の理系離れが叫ばれ始めて久しい。文系出身者でも物作りは可能だろうが、理系の教育を受けた者に肩を並べるには並大抵の努力では無理だ。資源の乏しいこの国では、良い物を作るために必要なもの、すなわち、理系の知識とそれを具現化できる技術が必須だ。理系離れだけは、なんとしてでも食い止めなければならない。

 技術立国ニッポンと呼ばれたのはいつの事だったのか。それが残念でならない。

2009年3月17日火曜日

女性型ヒューマノイドロボットは、電気羊の夢をみるか?

産総研、女性型ヒューマノイドロボット「HRP-4C」を発表~ファッションショーにも登場予定

 多分10人中9.9人はそう思っているだろう。そこをあえて突っ込む。

 気持ち悪い

 確かに進歩しているのだと思うが、普通立ちでヒザが曲がってるのとか、ASIMO みたいに歩行時に腕を振らないのとか、このシリーズ、本当に進歩してるんだろうかと、本気で心配する。そんな状態のなのに、「メカメカしい機体に生首乗せてみました」的な無理やり実装で耳目を惹こうとしている。その真意がさっぱり分からない。何がしたいのだろうか?

 不気味の谷現象という言葉を耳にしたことがあるかもしれないが、まさに、これがそうだ。

「人間に近い形状を追求しつつ、気持ち悪くないデザインを追及した」
メタリックなスーツはテクノロジーを強調し、違和感の解消を実現できたとしている。

 いやいやいや。充分に不気味です。表情制御に8つもモータを搭載していますって言われても、人間の表情筋と言われるものが何種類あって、どのように配置されているのか想像してみて。全然足りないよ。

 こういうヒューマノイド系の研究って、本気で人間に近づける努力をしないと、ずっと不気味の谷を乗り越えられないだろう。それまでは、中途半端な実装で「ほら、出来ました」とひけらかすのは良くない。かえって、ロボット産業にマイナスイメージを持たれかねない。

 ASIMO はランニングができるまでに進歩しているが、HRP はどうだ?
 機体制御にもっと注力すべし。外見は後回にすべし。それが、ロボット産業がメシを食えるようになる最短の近道だろう。

2008年5月25日日曜日

FLAME は本当に世界最高水準のロボットか?

より自然な歩行が可能なロボットが登場
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/23/news117.html

ホベレン氏は歩行ロボットとしては世界最高水準と述べている。

 ちょ、ちょっと待ってくれ。ASIMO の存在を知らないわけではあるまい。何をもってして「世界最高水準」と断言できるのか?

人間の歩行の複雑な動きを「前のめりに倒れる」というモデルを用いることで、滑らかで効率的にまねできる

 ASIMO は、1990年代初頭には、既に「動歩行」についての基本技術を確立している。何を今更…。いや、まてよ、動画を見てみないことには判断できない。きっと、ASIMO より数段上を行く滑らかさなのだ。

 あっさりと動画が見つかったが、2007年のものらしい。



 ううむ。申し訳ないが、どう大目に見ても操り人形レベルだ。それとも、今年に入って劇的な進化を遂げたとでも言うのか? 謎が多すぎる。

 ASIMO が、目の前で「その場方向転換」をやってのけたときに、鳥肌が立ったのを今でも覚えている。日本の、いや、ホンダのロボット制御技術は間違いなく世界最高レベルだ。

 ASIMO の開発史については、こちら。
http://www.honda.co.jp/factbook/robot/asimo/200011/index.html